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レオナルド・ダビンチが生涯で描いた数少ない作品。その中でひときわ異彩を放つのが聖ヒエロニムスの絵です。
これは未完と言われる作品ですが、それでもなおかつレオナルドの技法の素晴らしさが味わえる作品だと思います。苦痛に顔をゆがめた老人がアクロバティックな姿勢で天を仰ぐ様子。とてもモナ・リザと同じ作者だとは思えませんでした。
ただこの作品のいわれと言うか意味を学ばず、ただただ作品を知っているだけだった私ですが、ついこの間中田敦彦さんの YouTube 大学で紹介されていて、それで理解できました。
なんとこの作品実は聖ヒエロニムスが性欲を抑える為に自らの身体を石で殴るというそういうシーンなのだそうです。そう考えると確かにこの老人の腕を伸ばして、顔をのけぞらし、苦痛に耐えるような表情の理由がわかりました。
この胸の辺りにある何と言うか不自然な影、それと顔の周囲に四角い線のようなものが見えるのはなんだろう?という私の中で謎も解決。この作品ですね非常に不幸な過去がありまして、なんと一時期行方不明だったんだそうです。
それが発見された時には顔の部分だけが切り取られてなかったんですよ。
ではその部分がどこにあったかと言うと、なんと発見された絵画の近所の靴屋の椅子に貼り付けられていたそうなんですよ。
何という罰当たりな事なんでしょう。
レオナルドの描いた作品だと知っていたら誰もそんなことはしないでしょうに。しかし、いずれにしてもどんな形であれ数少ない貴重なレオナルドの作品が、こうして我々の目の前に見て取れるというのは非常にありがたいものだなあとつくづく思いました。しかもこのヒエロニムスのこの題材を扱った絵画というのはレオナルド以外にも多くの画家たちが描いていました。中田さん曰く、レオナルド作品が圧倒的な迫力関東リアリズムが感じられるそうな。ということで私もググって他の作品と見比べたのですが、確かにその通りでした。
この作品だけしか見ていなかったらわからなかった凄さというものがあるんですね。いや勉強になりました
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■超短眠1598日目
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本 眠:22:41-03:25(04:44)寝室 布団
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布団で就寝以外の仮眠は覗いています。
■いびき情報(スコア18)
※アプリ(いびきラボ)停止時間との誤差があるので、上記数値と画像の数値は一致しない場合があります。
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